ケーキの切れない非行少年たち1巻あらすじネタバレ感想

「ケーキの切れない非行少年たち」漫画について書きます。

  • 1巻~最新巻のあらすじは?
  • ネタバレありの感想が読みたい

なんて気になる方に向けて書いていきます。

「ケーキの切れない非行少年たち」は、ある少年院で暮らす知的障害の少年少女たちの話
淡々と描かれているので、このマンガを読んで単純に「知的障害者=犯罪を起こす」と思ってほしくないです。
著者も語っているのですが、こんな人たちもいるんだと知ってほしい。
そして、犯罪を犯してしまうことにならないように早期に気がつき、助けられる人が少しでもいたらいいなって思いました。

まりまり

長くなってしまったので、目次からどうぞ

※ネタバレありの記事です。

\12万冊読み放題で980円!30日無料あり!/

「ケーキの切れない非行少年たち」漫画作品紹介

まりまり

画像クリックでアマゾンkindleで読めるよ!

作品紹介

著者の宮口幸治先生は精神科医です。特に児童青年期精神医学を専門として、非行臨床、性加害の問題、学校コンサルテーション、発達障害・知的障害児への認知的支援などを研究テーマとしてご活躍されてます。

「ケーキの切れない非行少年たち」に登場する少年・少女たちは、宮口幸治先生が少年院で出会った少年・少女たちのストーリーを参考に作られています。
誰なのか特定されないように、事実内容は変えているとのこと。

それを漫画家の鈴木マサカズ先生が、絵・漫画を担当しています。

「ケーキの切れない非行少年たち」漫画1巻あらすじネタバレ感想

まりまり

画像クリックでアマゾンkindleで読めるよ!

1話「三等分できない少年たち」あらすじネタバレ感想

あらすじ

丸いケーキを3人で公平に分けて食べる場合、どうやって切る?と、言う質問に対して、きれいに三等分ができない非行少年たちがいる。どうして三等分できないのか?それがどんな意味を持つのだろうか?

丸の図形をケーキに見立てて「三等分してください」という質問。
それができない少年たち。
勉強をしていないのではなく、知的障害者に分類された少年のこと。
「ケーキの切れない非行少年たち」は、障害のある少年たちの社会での生きにくさも描かれている。

要鹿乃原(いるかのはら)少年院で、事件を起こした少年たちを診る精神科医の六麦克彦の視点で話が進んでいく。

栗原くんは「死にたい」という気持ちが強い少年で、ケーキを三等分にできなかった。
次に、田町雪人。
4年前に要鹿乃原少年院にいた少年で、また犯罪を犯してしまった。
田町くんもケーキの切れない少年か。

なぜ罪を犯してしまったのかがまだ詳しく描かれず、淡々と話が進んでいく。
こういう人もいるんだなって思いながらサクッと読めます。

Amazonで読む→ケーキの切れない非行少年たち 1巻: バンチコミックス

2話「田町雪人との出会い」あらすじネタバレ感想

あらすじ

複雑図形を少年に見せて、紙に写すという課題を出した。結果は、元の図形とは全く違う形を描いている。田町雪人は、軽度知的障害だった…

とある少年が図形を映しているシーンから始まる。
机に突っ伏して写している少年の姿が、ほんとリアル。
背中の曲がり具合とか。

4年前に遡り、田町雪人が要鹿乃原少年院に来た時の話。
少年院に入ったときに、厳しいことをするのかと思ったけど、全然想像とは違った。
ちゃんと人として、向き合ってくれている。
田町も子どもの頃の回想も出てきて、想像を絶するほどの辛い子供時代を過ごしている。
だからといって、暴力はいけない。
万引き窃盗、無銭飲食もしているようだけど、これはお金がなくて仕方なくやったのかな?って想像してしまう。

田町が六麦に診察をしてもらっているところが詳しく描かれているのだけど、にやにやしている。
それは、軽度知的障害も関係しているという。
表情や感情表現、語彙力が乏しい。
ケーキの問題も3つには分けれたけど、等分にはできなかった。
うーん、なんか惜しいって思う。
質問に対してもちぐはぐな答えがいくつかあった。

5年後にどうなっていると思う?
の答えに対して「まともになって普通に生活している」と答える田町。
すごい泣ける。
まさか4年後に事件を起こしているなんて。
普通に真面目になりたいという気持ちがあるのに、すごく残念でならない。

Amazonで読む→ケーキの切れない非行少年たち 1巻: バンチコミックス

3話「卒院」あらすじネタバレ感想

あらすじ

田町は普通に生活することを望んでいた…はずなのに。結果的に、再び罪を犯してしまう。

田町は、ケーキを三等分ではなく、縦に「川」という字のように切る絵を描いた。
その絵を見て、社会に出たときに苦労しただろうと、少年院の職員はいう。
どういうことかというと、認知する機能に障害があり、社会に出たときになじめずに苦労しているということだと思う。
田町の場合を例に、社会的弱者だった人たちが犯罪を犯してしまう背景が描かれている。
少年院の中では、向き合ってくれる主治医もいて、決まったことをする生活。
食事はきちんと出てくるし、作業でも監視員がいて常に見守られている状態。
ある意味、お金のことを考えなくてもいいし、穏やかな生活になるのかな。
もめごとが起きたら止めてくれる人もいるだろうし。

田町の表情も少しずつ出てきて、明るくなったみたい。
他人のこと、これまでの自分のことも考えられるようになったのも良い傾向。

母親も田町のことを待っており、少年院を出るころには、母親が迎えに来た。
良い未来がまっているかのようにみえた。

いったい、少年院から出て何が起こったのだろう?
辛いな…

Amazonで読む→ケーキの切れない非行少年たち 1巻: バンチコミックス

4話「判決」あらすじネタバレ感想

あらすじ

「誰も悲しませたくない」と、言って少年院を出た田町。非行少年に理解のある社長がいる仕事に就くが、そこでまた苦労することになる…

少年院を出た後の話。
理解ある社長のいる仕事に就いたみたいだけど、現場作業までは社長は見ていなかったのか。
田町は、障害があり仕事がなかなか覚えられずに苦戦。
お給料をもらうからには、やはり上司や先輩から怒られてしまうのは当然だと思うけど、障害があることを考慮できなかったんだろうか。
単純作業にしてもらうとか、上司や先輩に障害のことを伝えるとか。
働かせるだけで、理解あるとは思えないな。

認知能力が低いということで、素行の悪い知り合いに目をつけられてしまったのも、運が悪い。
障害あるなしにかかわらず、質が悪い人に関わるとろくなことが起きない。

田町は、悪い知り合いに”受け子”にさせられてしまう。
最初は、仕事の内容の説明をしないんだよね。
この話の展開がすごいリアル。
ひょんなことから”受け子”を失敗し、悪い知人のカモになってしまった田町。
お金をせびられて、仕方なしに知人女性にお金を借りてしまう。
その女性も軽度の知的障害のあり。
仲が良かったのに、その女性ともお金のことで仲が悪くなり…

なんだかドラマでも見たことのあるような展開なんだけど、よくある話なんだろうね。
お金がないと生活できない→仕事がうまくいかない→相談する人がいない→お金がない→ひょんなことから事件を起こしてしまう
こんなかんじか?

スーツを着てパリッとしていたのに、どんどん追い詰められていく田町の過程で、誰か助けてくれる人がいなかったのかと考えてしまう。

こういうニュースって、田町のような経緯は説明されないもんね。
凶悪犯としてニュースになった田町。
裁判で、田町が「障害だからといって刑を軽くしなくていい」というセリフにいろんな思いが詰まっていると思う。

少年院から出て、なぜまた再犯を起こしてしまうのか?

これも障害あるなしにかかわらず、本人の性格もあるけど周りのサポートが必要。
まともに普通に生活したい。
でも、できない社会の体制も考えさせられるなぁ。

障害者の仕事が覚えられないのも、身近に障害者がいないと「怠けている」とか「甘え」と認識してしまう人が多いだろうしね。

Amazonで読む→ケーキの切れない非行少年たち 1巻: バンチコミックス

5話「門倉恭子の妊娠」あらすじネタバレ感想

あらすじ

女性のみが入る少年院の話。15才の門倉恭子は妊娠8ヶ月だった。

門倉恭子は、IQ79で境界知能のボーダーライン。
5話は、知的障害には該当しないけど、社会生活の中では生きづらさを感じる範囲の中にいるという説明が割りと多い。
それと、女性だけが入る少年院がどういうところかという説明も。

門倉恭子は、中学校の担任に生活の乱れを注意され暴行している。
担任のケガがろっ骨骨折と失明の可能性が高いと、酷すぎるんだけど、なぜその行為に至ったのかという背景は描かれていない。

六麦が門倉を診断するときに、見た目は普通の少女で暴行事件を起こしそうにない、と感じている。
いったい少女に何がおこったのか?
次回が気になります。

Amazonで読む→ケーキの切れない非行少年たち 1巻: バンチコミックス

「ケーキの切れない非行少年たち」漫画2巻あらすじネタバレ感想

まりまり

画像クリックでアマゾンkindleで読めるよ!

6話「暴力防止プログラム」あらすじ

あらすじ

知能指数70から84の範囲は「境界知能」と言われ、一昔前まではボーダーラインの「精神遅帯」といわれていた範囲。
門倉恭子もその範囲のひとりで、無事に出産をしたものの、人知れず苦しい思いをしていた。

ボーダーラインの範囲内にいる人は、辛いと思う。
見た目が普通だと、一般的な”当たり前”を求められてしまう。
本人が一番しんどいろうな。

門倉恭子は、無事に娘を出産した。
赤ちゃんは恭子の母親が面倒をみることになり、恭子もまた少年院に戻ってくる。

恭子の母親もシングルマザーでパート勤め。赤ちゃんを保育園に入れるまで仕事を休んでいるんだとか…。
経済的にもしんどそう。
小学生の弟もいて、赤ちゃんの面倒をみれるのかが心配すぎる。

恭子は少年院で「暴力防止プログラム」を受ける。
暴力を起こした少年がウケル矯正プログラムのひとつだと、説明がある。
教える人。教わる子どもたち…漫画だからイメージしやすくて、分かりやすい。

恭子は、この話で怒りを下げ方を学んでいる。
いつ?どこで?なにがあった?どう思った?どんな気持ち…?
恭子が嫌な気持ちになったことを思い出す描写がほんとリアル。
思い出して腹が立ったときの表情が怖い。
そこから、教える先生の質問に答えたり、他の子の意見も聞いたりで、恭子の考え方が変わっていく経緯が興味深かった。
恭子は、暴力をしてしまった先生への気持ちの変化がすごいわ。

ここで、恭子が育ってきた回想になる。
うーん、やっぱりお母親からの暴力と暴言…。
弟が母親からビンタされていて泣いている前で、普通にご飯を食べている恭子の姿。
きっと、恭子も弟のようにされていたんだろうね。
恭子の赤ちゃんは大丈夫なんだろうか?
恭子はどう思っているのかな?

Amazonで読む→ケーキの切れない非行少年たち 1巻: バンチコミックス

7話「面会」あらすじネタバレ感想

あらすじ

恭子の母親は、赤ちゃんを連れて恭子の面会にやってくる。しかし、母親が面会に来た日には恭子がパニックを起こしてしまう…。

母親が赤ちゃんを連れて、恭子に会いに来る。
赤ちゃんが本当に可愛いので、ほっこりするわ。
恭子の表情も少しほぐれるのが、いい。
しかし、恭子の母親は恭子に会うなり、文句ばかり。
しかも、泣き出す赤ちゃんに激怒!?
ほんとこの母親に育てさせて大丈夫なんか。
面会中に少年院の職員も立ち会っているというのに、助けてくれないのかな。

恭子が昔のことを思い出し、母親の赤ちゃんに対する態度を思い出してパニック!
拳から血が出るほど、壁を殴る。
どうしようもできない気持ちが制御できなくてパニックか。
知的なハンディがあるとパニックを起こしやすいとあるけど、知的なハンディがなくても相当キツイ事案だと思うよ。
まだ10代で、しかもいつからかわからないけど母親からの虐待ありの子に、しっかり道筋を立てて考えるって酷やないかと思った。
やっぱり身近に助けになってくれる信用できる大人がいてほしいよね。

恭子が母親の面会後にパニックになるのはおさまらず、規則違反も繰り替えすことになる。
そのうちに、赤ちゃんも保育園に入り、恭子の母親もパートに復帰した。
母親以外の大人の目があるかと思うと、ちょっと安心かな。

恭子は、15歳で少年院に入り17歳で卒院。
やっと赤ちゃんと暮らせるようになるんだけど、あの母親も一緒って思うと心配でたまらない。
さすがに卒院したら、相談できる人も主治医もいなくなっちゃうよね。

恭子は娘と幸せになれるのだろうか?
少年院から出て嬉しいはずなのに…
最後のシーンの恭子の不安そうな表情が悲しいな。

Amazonで読む→ケーキの切れない非行少年たち 2巻: バンチコミックス

8話「母と娘」あらすじネタバレ感想

あらすじ

門倉恭子も、ケーキを川の字に切れ目を書いた。母親と娘と弟との生活が始まった。見えない虐待の連鎖は止めれるのだろうか…?

保育園に娘を迎えに行く恭子。
しかし、娘が喜んでいったのは恭子の母親の方だった。
キツイよねぇ(>_<)
出産してから1年後だと、そりゃあ赤ちゃんからしたら「誰?」ってなると思うわ。
わかっていても、このシーン泣けた。

恭子は、アルバイトを探しながら、娘を保育園に送迎するんだけど、全然なつかないんだよね。
恭子の母親は、前話とは対照的で娘の赤ちゃんを可愛がっているようにも見えた。
あからさまに自分に懐いているのが気持ちも良いのだろうかと勘繰ってしまうわ。

恭子の生活がどんどん暗いものになっていく。
娘をかわいくかんじなくなってきたり、アルバイトでもうまくいかなかったり、嫌な結末しか思い浮かばない。
仕事での覚えにくさや失敗とかを、少年院でいるときになんとかカバーできるようにできないものかね。

恭子の母親の暴力も赤ちゃんにまできつくなるようになった。
まだ1歳くらいの子どもに「ご飯をこぼすな」ってそりゃあ、むりでしょ。
恭子もその光景を見ても、助けないどころか、娘にきつく当たるようになっていくとか。
その過程が本当に胸が痛む。

ついに、保育園から恭子に連絡が入り、「児童相談所に連絡する」と。
娘の身体についている痣を保育士さん達はちゃんと見てくれていた。
やはり、他の大人の目があるほうがまだましか。

娘は児童相談所に引き取られ、恭子と母親は連れ戻しに行くけど、恭子がパニック!今回のパニックでは、暴力ではなく「もういい」という恭子。
やっぱり母親の虐待のことをなんとかしないとと思っているんだよね。
でも、どうしたらいいのかわからないってことなんだよね。

恭子の母親は虐待を認めなかったけど、恭子は前向きに「親子再統合プログラム」に参加する。
この話の後半で、恭子が少しずつ娘との距離も近づいていき、自信をつけて、本当の意味での再出発をする恭子の姿が最高によかった。

最後に、恭子と娘が二人で自転車に乗っているシーンがすごく良い。
恭子と娘は笑顔で、娘はしっかりと恭子を掴んでいる。
これから、二人は幸せになってほしい。

しかし、恭子の父親が最初から最後まで登場しなかった。
誰なのかわからないままだったんだけど、ほんと違和感しかない。
問題はそこじゃないのかもしれないけど、男も責任をとれるような世の中になってほしい。

Amazonで読む→ケーキの切れない非行少年たち 2巻: バンチコミックス

9話「出水亮一と黄色いファイル」あらすじネタバレ感想

あらすじ

要鹿乃原少年院のファイルは、赤青黄色と分けられている。
赤:暴力系
青:おもに窃盗など
黄:性犯罪系
黄色のファイルに該当する出水亮一の話が始まる。

子どもたちが楽しそうに遊ぶ公園で、亮一は幼い少女をトイレに連れていき、わいせつ行為。
絵でどんなことをしたのかは描かれていないけど、少女をトイレに連れて行くまでの経緯とトイレの鍵を締めた亮一の表情にゾッと寒気がする。

ここでは、少年院に連れてこられた亮一がどんなことをするのかが詳しく描かれていて、身体検査が2時間もかかるというのに驚いた。

その後に、少女と亮一のトイレで向き合っている回想シーンがあるけど、卑猥なシーンはまったくないのに、少女の表情でこれからのことが想像させられて見るに堪えがたい。

亮一は、IQ92で自閉スペクトラム症の疑いあり。
発達障害のひとつである。
その場の雰囲気を読んだり、自分の立場を考えて行動することが苦手。
亮一は、少年院に入っている環境が”社会とは違う”ということが上手く理解できていないという。
少年院の中でも、亮一は職員に「えっ?」て思うような返事をしたり、声をかけたりする。
けっこう「失礼だな」って思うようなことをよく喋る。
話しているときに、他のことに気を取られたり。
こういうことがあるから、なかなか更生しずらいってことか。

六麦が亮一の主治医となり、話をすることになったのだが…。

これまでに出てきた少年・少女とは違う亮一。
この子には、あんまり共感できないけど、どんな展開になるのか気になる。

Amazonで読む→ケーキの切れない非行少年たち 2巻: バンチコミックス

10話「山と谷」あらすじネタバレ感想

あらすじ

六麦との話している最中に、上の空の亮一。ふざけた態度にも見えるし、反省してないようにも見える。誤解されやすいからこそ、ずっと社会の中で苦労していた…

前話との話の続きで、ちょちょを目で追いかける亮一。
話にならない。
亮一は六麦からの質問に淡々と答えていくけど、爪をいじっていて、話を聞き流しているようにも見える。

六麦は、亮一が社会でずっと苦労してきたのではと考える。
亮一を担当する教官(布川教官)にも伝えておかなければと、職員と話す。
漫画を読んでいるだけども、イラっとさせられるのに前もって理解していないと、なかなか接しづらいと思う。

布川教官が亮一と話すたびに出る表情を見ていると、何とも言えない。
これから亮一は、日記指導をすることになる。
亮一が日記をつけて、感じた事・悩み・考えなどを少年院の職員と共有するとのこと。
それと、他にもいくつか講座があり、亮一は性の問題の講座もしなければないらい。グループで話し合ったり、質問に答えたり。
生まれてから、良かったことと悪かったことの波を描くというものがあり、亮一の生まれ育った環境を振り返る。
両親との関係性、小学校での壮絶ないじめが酷すぎた。
それでも、にこにこしていたという亮一。
これも、発達障害だからだろうか?
どういういじめなのか文章だけでえぐい描写はないけど、亮一のにこにこ顔と行動が妙に泣ける。
ここでも誰か大人の助けはなかったんか?
教師は見てなかったのか?と悲しくなるね。

次に性の目覚めである少女を見ている亮一の絵で終わってしまう。
一体何があったのか?
次回の更新を待ちますね。

Amazonで読む→ケーキの切れない非行少年たち 2巻: バンチコミックス

「ケーキの切れない非行少年たち」次回3巻の展開は?

発売されたら更新します。

さいごに

「ケーキの切れない非行少年たち」の漫画は、淡々と読むに限りますね。
一歩間違った解釈をする人が読めば、「知的障害=罪を犯す可能性が高い」と思われるのではないかと心配になりました。

宮口幸治がコラムとして書いていますが、本書の目的として

    1. 少年たちの存在を知ってもらう
    2. 小・中で障害に気づかれていない子どもたちを早期に発見し、非行に走らないように力を貸してほしい
    3. 少年院に携わる仕事で働いてみたいと思う人たちが増えてほしい

ということ。

ですが、さすが鈴木先生。スレスレのところをうまいこと描いてくれていると思います。
どうしても賛否両論ありますが、真面目に普通に生きたいと思っている子どもたちが思うように生きれる社会になってほしいですね。