「精神科ナースになったわけ」あらすじネタバレ感想！実際の取材に基づき描いたからわかりやすい！

「精神科ナースになったわけ」について書きます。

あらすじが知りたい
ネタバレありの感想も読んでみたい

なんて思っている方に向けて書いていきます。

＼12万冊読み放題で980円！30日無料あり！／

「精神科ナースになったわけ」作品紹介

まり

画像クリックでアマゾンkindleで読めるよ！

作品紹介

精神科ナースになったわけ
水谷緑 (著)
出版社 : イースト・プレス

「精神科ナースになったわけ」は、実際の病院や看護師さんへの取材に基づき描いた、初の精神科ナースコミックエッセイです。

見た目にはわからないからこそ、気をつけなければならない患者さん。
どう接したらいいのか？
患者さんはどんな気持ちなの？
医療従事者さんはどう思っているの？
と、いったところが分かりやすく描かれています。

少しでも理解したいという方や、興味がある方におすすめのコミックエッセイです。

アマゾンkindleで読む→精神科ナースになったわけ (コミックエッセイの森)

「精神科ナースになったわけ」あらすじ

普通のOLだった主人公が、母親の病死による悲しみのせいで、心のコントロールが利かなくなり、通勤中に横入りの男に無意識に肘鉄をくらわしトラブルに。完全に平常心を失っていた自分に驚き、こうも簡単に壊れてしまう「人の心」に興味を持つように。そして仕事を辞め、看護師の資格を取り、「精神科」で働くことを決意する。

アマゾンkindleで読む→精神科ナースになったわけ (コミックエッセイの森)

「精神科ナースになったわけ」ネタバレ感想

※ネタバレがります。

主人公が精神科のナースになったきっかけが興味深い。
プロローグでの、母親の死がきっかけということで、自分がおかしくなってしまったんだよね。
相当心に無理していたのかなって(´；ω；`)ｳｯ…
辛い気持ちに蓋をして、頑張れば頑張るほど負荷がかかったのかな。

興味を持ったからといって、実際に仕事を辞めるのもすごい行動力。
患者さんや医療従事者と関わっていくことで、自分の心もいっしょに見つめているように思う。

精神科に入院している細木さんという帽子をずっとかぶっている女性の話がある。
どうしてずっとかぶっているのか？
その質問の答えがまた面白い。
毎日、接していく中で、少しずつ帽子が取れてシャンプーができるようになる過程がすごく印象的。
細木さんルールを理解してあげているところが勉強になる。

他にも境界性人格障害可愛らしいユカリさんという患者。
自傷行為ってどうしてするんだろう？
ユカリさんを通して、どんな風に思っているのかがわかる。
あくまでも、このユカリさんという一例なんだろうけど、その答えが見えた。
生きているって実感がほしいというのもあるんだね。

第2章では、妄想について描かれている。
私も家族が妄想して、どう接したらいいのかわからず困ったときがあったから、読んでよかった。
外部の人にしたら妄想してるって思うことも、本人にしてみたら現実なんだよね(´・ω・｀)
他にも、患者さんが「自分が妄想している」ということに気が付いた瞬間っていうのも描かれていて、そこは新たな気づきがあったな。
幻聴についても、どんな風に聞こえているのかが想像しやすくて、自分の中にストンと落ちた。
患者さんだけではなく、看護師や主治医の話も人間味あるストーリー展開が面白い。

第3章では、死にたい気持ち、自傷行為について。
さっきまで楽しく話していたのに、死ぬ兆しが無かった人の自殺。
関りのある人からしたら、とても辛い。
死を防ぐことができなかったのか？
という、という問いに優しく答えてくれる感じがした。
絵がとても可愛いので、暗くならずにスッキリと読める。

「精神科ナースになったわけ」は、主人公が患者さん達への問いかけから患者の答えまでを、可愛い絵で描いている。
だから、わかりやすいし、暗い気持ちに引きこまれることなく読めるのが良い。

1人ひとりの患者と向き合う医療従事者の方たちも、泣いたり怒ったりで辛いときもあるのだっていうのがリアルだった。

心の病気って、見た目じゃわからないからこそ、歩み寄る気持ちが大切なんだって思わせてくれる漫画でした。
読んで良かったです。

アマゾンkindleで読む→精神科ナースになったわけ (コミックエッセイの森)