「気がつけば地獄」あらすじネタバレ感想！夫に秘密の買い物のサレ妻の結末がヤバイ！

こんにちは、まりです。

ここでは、「気がつけば地獄」について書きます。

普段、漫画のレビューしていますが、今回は小説。

レタスクラブで話題の小説『気がつけば地獄（著・岡部えつ）』のコミカライズを隔週更新とのことで、新連載がスタートしました。
さっそく、原作をレビューしていきたいと思います。

この記事でわかること

「気がつけば地獄」作品紹介
あらすじ
登場人物の紹介
各登場人物のネタバレ感想

レビューでは、主要人物別にネタバレありの感想を書いているので、結末の見どころが分かると思います。

※ネタバレありの記事です。

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「気がつけば地獄」作品紹介・あらすじは？

まり

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作品紹介

気がつけば地獄
岡部えつ (著)
出版社 : KADOKAWA

あらすじ

中屋紗衣は、都内近郊に暮らすパート勤めの37歳の主婦。
ある日、紗衣が夫に内緒で購入した美顔器が、別の住所宛の荷物と入れ替わって届いてしまう。
その誤配達を企んだのは、夫の愛人・夏希。
夏希はＳＮＳ上で誤配達に困っている紗衣を発見し、身元を隠して交流を深めていく。
ＳＮＳ上で距離を縮めていく二人、変わりゆく夫婦関係……。
予測不可能、衝撃展開のサスペンス。

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「気がつけば地獄」登場人物紹介

「気がつけば地獄」の登場人物の紹介です。

中屋紗衣（さえ）
Twitterアカウント名：サニー
中屋祐一
夏希（なつき）
Twitterアカウント名：ナナ

祐一の不倫相手の夏希が、配達員になりわざと祐一の妻の荷物を他に配達をしたことから始まる。
そのちょっとした悪戯心から、思いもよらない発展していく。

「気がつけば地獄」ネタバレ感想

「気がつけば地獄」は主要人物の、紗衣、祐一、夏希の視点から描かれています。
それぞれの心情や環境がよくわかるのがこの作品のすごいところ！

また浮気相手の女が、本妻に嫌がらせするって内容でしょ！
なんて、思って読んでいたら、それだけじゃない。
とにかく結末まで読んでほしいです。

私は、最後の結末が予想外すぎてドーーーーーン！って衝撃的でまだ読み終わってもドキドキしました。
（今も・・・）
たぶんね、文章の表現力もあると思うけど、自分の頭の中で想像するからより一層、衝撃的だったのかも。

それぞれの感想も書きますね。

サレ妻・紗衣の心境を考えるとマジで心臓がヤバイ！

紗衣がなぜ祐一に秘密で買い物をしたのか。
たかが美顔器。
美顔器に固執してしまったがために泥沼の展開になっていくのが怖いところ。

浮気相手もまさかこんな展開になるなんて、予想外だったのが笑えたけど。
心のよりどころだったSNS。
美顔器を巡って、SNSから夫の浮気相手と知らず仲良くなっていってしまう。
ここまではよくある話。

配達物を取り違えられた住人がまたイケメンときた。（私の想像の中でね）
謎の多い男で面倒くさいんだけど。
ちょっと揺らぐ女心。
どうなっちゃうんだぁって、そこもドキドキ(ﾟДﾟ;)
ラブアフェアとかまではいかないけど、身なりに気合を入れたいって思う状況は刺激的。

けどね、結末ですよ。
最後の最後まで、紗衣は夫の浮気相手を知らない。
その知ってしまった状況がマジで、カオス！
心臓が痛くなる。

夫の浮気相手・夏希が周りを不幸にする女でどん引き

夏希のイメージは、文字でからの表現では童顔美人ってかんじかな。
表情がころころ変わる可愛らしい、それでいて強気な女性というイメージ。
この夏希の気持ちも辿っていくと、かわいそう。
って思っていたのだが、ちょっと何回も読み替えしたら考えが変わった。

本妻への配達物を取り違えるために、転職するとかヤバすぎる。
しかも、その妻のSNSのアカウントも見つけるために必死すぎて怖い。
サラッとした読みやすい文章なんで、スラスラ読めるんですけど、ここ読み返すと怖いって思った。

執着か！？(ﾟДﾟ;)

SNSで本妻に近づいたり、紗衣の夫にもらったプレゼントをわざと投稿するとか。
まじでスレスレのところを突き進んでいくのが怖いわ。
さらに、もう一人別の男性が登場するんだけど、夏希はいいように使ってる。
夏希のことがずっと好きなのにかわいそう。
って思ったら、こっちも大どんでん返しがあって、私の感情が振り回されっぱなし(´；ω；`)ｳｯ…

面白すぎて30分で読めたｗ

夏希の人間関係で、男女の「好き」とか「結婚」とか「浮気」について考えさせられた。
本当の幸せを早く見つけられたらいいけど、なかなか難しそうかな。
とにかく、夏希の心情は、既婚者の男性を好きになった人なら共感できると思う。

夏希もまさかとんでもない方向に行くと思ってなくて焦るところも、なんか笑えた。
何回読んでも人をどんどん巻き込んで不幸にしてる女としか思えない。

夫・祐一が素直すぎて泣ける

夫の祐一が、いい大人なのに自分の感情に振り回されすぎて泣ける。
おいおい、子どもかよ！って。

紗衣に対しても、夏希に対しても、なんかうっすい愛情。
この二人の女性への気持ちがそれぞれどう思っているか書かれているのが、またこの小説の良いところ！
結婚して、子どもが生まれて努力をしてきた祐一。
祐一だって、紗衣と同じように、心の中になにか埋まらないものができたのが、共感できた。
性別は違っても、同じ人間だもんな、って。

ただ、欲望のまま、感情のまま突っ走りすぎてｗ
結末で祐一をどつきたくなった(;^ω^)
ほんま、最後のまぬけな祐一読んでほしい。

全部、祐一が悪いって思ったんやけど、どうかな？(;´･ω･)