『離婚してもいいですか?』は「志保の場合」と「翔子の場合」の2つの物語があります。
どちらから読むべき?結末はどう違う?テーマは同じ?
この記事では、志保と翔子の違いを結末・夫の描かれ方・物語のテーマ・読む順番まで徹底比較します。
結論|志保は“決断”、翔子は“自立”の物語
志保編は「限界の末の決断」。
翔子編は「壊れる前の自立」。
どちらが正しいという話ではなく、描いている段階が違います。
結末の違いを比較
志保の結末
志保は限界まで我慢し、ついに決断します。物語は“関係を終わらせる”方向へ進みます。
翔子の結末
翔子は最終的に離婚を選びません。働き始め、自立し、「離婚できる自分」になります。
夫の描かれ方の違い
志保の夫
自己中心的で支配的。妻の感情を軽視する描写が強く、読者の怒りを集めます。
翔子の夫
無自覚で未熟。悪人ではないが、余裕がなく空気を支配します。
志保は「明確な加害性」、翔子は「無自覚型モラハラ」に近い描写です。
物語のテーマの違い
- 志保:限界まで我慢するとどうなるか
- 翔子:壊れる前に立ち止まれるか
志保は“終わりの物語”。
翔子は“変化の物語”。
どちらから読むべき?おすすめの順番
おすすめは「志保 → 翔子」です。
志保で物語の厳しさを知り、翔子で別の可能性を見る。
2作を続けて読むことで、このシリーズの本当のテーマが見えてきます。
年齢によって刺さる物語は違う
30代で読むと、志保の決断が強く刺さります。
40代で読むと、翔子の葛藤がリアルに感じられます。
若い頃は「今どうするか」。
少し時間が経つと「どう生き直すか」。
同じ物語でも、立っている場所によって見え方は変わります。
まとめ|どちらも“自分を守る物語”
志保も翔子も、最終的に選んだのは「自分を守ること」。
離婚する・しないよりも先に、自分の心が壊れていないかを問いかける作品です。






