「家族対抗殺戮合戦」に登場するせいらちゃん。
物語の中心にいながら、最後まで“正体”がはっきり語られない存在です。
せいらは黒幕だったのか?
それとも人形に利用された被害者だったのか?
最終話までの描写を整理しながら、せいらの正体と本当の目的を考察します。
※この記事は最終話までのネタバレを含みます。
1話から最終話までを整理したまとめはこちら
▶ 全巻ネタバレまとめ記事
せいらは黒幕だったのか?
箱庭の世界でゲームを仕切っていたのは「人形のせいらちゃん」です。
しかし、人間のせいら(静香)はこの世界から抜け出したいと考えていました。
・ここは居場所ではないと言う
・ゲームを終わらせたいと考える
・最愛の人を失う
・最後は主人公の子どもを助ける
これらの描写を見ると、せいら本人が積極的に殺し合いを望んでいたとは考えにくいです。
結論として、せいらを単純な黒幕と断定することはできません。
人形せいらの正体とは?
物語の中で重要なのが「拾われた人形」の存在です。
・せいらの父が拾ってきた
・過去にせいらが大切にしていた人形と似ている
・復讐を煽る発言をする
・最後に「またねー」と告げる
人形は明らかに意思を持ち、せいらにこう言います。
「昔のこと忘れてるのに、やっぱり復讐の気持ちは残ってたんだね」
このセリフが大きなヒントです。
人間のせいらは過去を忘れていました。
しかし、感情は消えていなかった。
人形は、その“忘れられなかった感情”を体現した存在だった可能性があります。
復讐が本当の目的だったのか?
生き残った主人公の子どもたちはこう言います。
「せいらちゃんの復讐なんてどうでもよくて、ただ人を争わせて楽しんでいたのでは?」
この発言によって、人形がサイコパス的存在だった可能性も示唆されます。
しかし物語全体を見ると、
・輪投げ
・肉まん
・人形遊び
・子どもの頃の再現
ゲームの内容は“復讐”というより“過去の遊びの再演”に近い。
つまり本質は、
復讐よりも「あの頃に戻りたかった」という願いだった可能性もあります。
静香はどうなったのか?
箱庭は燃えて崩壊します。
しかし、
・静香はお腹の赤ちゃんとともに人形と脱出
・現実世界に戻った描写はない
このことから、
静香は現実世界に復帰したのではなく、
人形とともに“別の場所へ行った”と考えるのが自然です。
これは敗北でも勝利でもなく、
自分の中の感情を受け入れた結果とも読めます。
最後の「またねー」の意味
もし完全な復讐劇なら、終わりは「さよなら」になるはずです。
しかし、せいらは「またねー」と言う。
さらに、主人公の孫が誰かと隠れて話している描写で物語は終わります。
これは、
・存在は完全に消えていない
・感情は循環する
・物語は終わったが、世界は終わっていない
という余韻を残しています。
まとめ:せいらの正体とは?
せいらの正体は一言で断定できません。
・黒幕とも言い切れない
・完全な被害者とも言い切れない
最も整合性が高いのは、
人間せいらの中に残っていた復讐心や未練を具現化した“もう一人のせいら”が人形だったという解釈です。
だからこそ、
今も「せいら 正体」と検索され続けているのかもしれません。
▶本編をコミックシーモアで読む






